Teng::Rowの説明でupdate / deleteの説明はしたのですが、update / deleteメソッドはTeng::Rowからだけでなく、
Teng自体からも実行可能なので軽く説明します。
$teng->update('user', +{name => 'inukaku'}, +{id => 1}); # UPDATE user SET name = 'inukaku' WHERE id = 1;
このようにRowオブジェクト以外からもupdate文を実行することが可能です。
Rowオブジェクト経由だと、Rowオブジェクトが持っているPRIMARY KEYを使ったupdateしかできませんでしたが、
Tengオブジェクト経由だとupdateする条件を自分で指定することが可能です。
例えば以下のように条件を指定しなければ
my $update_count = $teng->updte('user', +{name => 'inukaku'}); # UPDATE user SET name = 'inukaku';
となり全レコードのnameがinukakuにupdateされます。
deleteも同様でRowオブジェクト経由でdeleteを実行すると、Rowオブジェクトが持っているPRIMARY KEYを使ったdeleteしかできませんが、
Tengオブジェクト経由でdeleteを実行することで、条件を好きに指定することができます。
my $delete_count = $teng->delete('user', +{name => 'inukaku'});
なお、update / deleteの返却値は
updateの場合は、実際に更新したレコード数が返され、
deleteの場合は、実際に削除したレコード数が返されます。
明日はRowクラスの拡張方法を紹介します。