Tengではトランザクションの仕組みをDBIx::TransactionManagerに一任しています。
ですので、基本的にはDBIx::TransactionManagerでのトランザクションのかけ方が
Tengでのトランザクションのかけ方とほぼイコールです。
TengではDBIx::TransactionManagerに処理をデリゲーションしています。
DBIx::TransactionManagerはDBIx::SkinnyやDBIx::Handlerなど私が作ったDB周りの
他のモジュールでも使われているのを始め、他のDB関連モジュールなどでも
多く利用されるようになってきました。
Tengでトランザクションをかけるには以下のように行います。
$teng->txn_begin; my $row = $teng->insert('user', +{id => 1, name => 'nekokak'}); $teng->txn_commit;
txn_beginからtxn_commitまでの間がトランザクションとして処理されます。
このようなトランザクションのかけかただけでなく、RAIIなトランザクションのかけ方も出来ます
いわゆるguardオブジェクトを利用したトランザクションのかけ方です。
RAIIについては http://ja.wikipedia.org/wiki/RAII を参考にしてください。
my $txn = $teng->txn_scope my $row = $teng->insert('user', +{id => 1, name => 'nekokak'}); $txn->commit;
この例の場合はtxn_scopeで取得した$txnオブジェクトが存在し、明示的に$txn->commitを実行するまでの間がトランザクションとして
とりあつかわれます。
commitを実行する前に$txnオブジェクトが消えてしまうと今までトランザクションとして処理していたものは
すべてrollbackされます。
なお、例えばMySQLのMyISAMなどのトランザクションをサポートしないdatabaseを使っていて、
トランザクションがうまくできないよーとならないようにしましょう。
たまにはまります。
明日はエラーハンドリングについて紹介したいと思います